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2014.11.05

認知症の予防と作業療法


こんにちは。作業療法学専攻の竹田徳則です。


日本では認知症の人が増加していることを平成26年1月15日のブログで紹介しました。


今回は、認知症の予防について私が取り組んでいる研究データを示してお伝えします。


長寿高齢社会の日本では、介護が必要な状態になる原因で2番目に多いのが認知症です。

厚生労働省では、認知症にならずに健康な状態を保ち続ける高齢者の増加を目指しています。
では、どのような生活を営めば認知症にならずに健康で過ごせると思いますか。

愛知県知多圏域にお住まいの健康で日常生活の自立した
65歳以上の高齢者13,295人を2003年~2007年の4年間追跡し分析しました。

4年間で認知症を発症した人は、673人でした.

認知症を発症した人とそうでない人を比較した結果、

認知症にならなかった人たちの特徴が分かってきました。

それは以下の11項目です。


①仕事や役割がある

②健診を受診している

③スポーツ的活動(趣味)をしている

④観光的活動(趣味)をしている

⑤誰かを手助けしている

⑥公共交通機関等を使って外出している

⑦買い物ができる

⑧食事の用意ができる

⑨金銭管理ができる

⑩書類が書ける

?他人の相談にのっているという人でした。


つまり認知症の予防は、健康な状態にある時期から自立した生活と外出や人との交流、

屋外での趣味を持つことなど生活機能の継続と心理社会面を豊かに保ち続けることが

秘けつのようです。


188体育在线_188体育平台-【官方网站】@作業療法学専攻では、認知症の作業療法について

予防を含めて老年期作業療法学や地域作業療法学演習、

作業療法学特論Ⅱ(認知症)などで学びます。


認知症に興味関心のある人は本学で作業療法士を目指しませんか。

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